研究と開発

■NO-32[精素学] 時期

人間一生、生きる道として、時期というものが大切である。男女を結ぶ縁もある一定の時期があり、その時期を逃してしまうと良い相手が見つからない場合がある。その他、成功に対しても時期があり、その時期になると仕事がスムーズに進み、助け人も多くなり成功する。これを世間は運だと言う。無論、運だと言えばそれまでだが、我々三次元に生きている以上、唯運に任せることは出来ないとうい考え方になる。運と言うのは無力の時出る言葉であって、無力になる前に努力と判断で悪運を開拓しなければならない。無論、七次元法則から見ると、全ては初めから終わりまで決まった法則で動かされており、宇宙は宇宙版図から、生物は精素版図によって生滅するものだが、我々は版図の読み取りが出来ないので、七次元の法則に従って生きることは出来ないのである。もしこの世に精素版図を一寸一秒も狂わずに読み取る人が大勢存在するとしたら、争いも無ければ無駄な人生を生きようとする人も居なくなる筈だ。昔、仙人たちも予言に対して頭を痛めたものの、精素版図を確実に解明した人は一人もいなかった。しかし、彼等はある程度の予知能力で先を見通すことが出来たのである。では何故、予言に狂いが生じるのだろうか?それは欲によって確実さが無視されるからである。コンピューターは一度データを入力すると故障が無い限り繰り返すが、人間の脳は機械と異なり、電子の流れが欲によって乱れるのである。占い師は言う。人の占いは良く当てるものの、自己占いは良く当たらないと。これは自己欲によって方向が妨げられるからである。では色々な時期の流れを説明してみよう。時期は他人によって知る場合が多い。開運の時期は人との交流から分かり、成功の時期は味方が増えることから知り、良縁は求めるのではなく来るものから知り、お金の運は稼ぐのではなく舞い込んでくるものから知る。人間一生、時期が何回もあるのではなく、一、二回だけである。それを知らず我々はやれば何回でも出来ると思い挑戦するが無駄な努力で失敗するケースが多い。当日の時期は10時から12時の間に知り、1年の時期は、4月から6月の間に知り、一生の時期は二十歳から三十歳の間に知り、地球の測定は30年間の資料から知り、宇宙の測定は6000年間の出来事で判断するものである。

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